在宅ワークをしたいと考えている方で、在宅業務委託の仕事が気になっているという方は少なくないでしょう。
業務委託の求人は豊富にありますが、一体どのような契約が結ばれるのかということはあまり知られていません。
そこで今回は、在宅業務委託で結ばれる契約や在宅業務委託のメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
目次
在宅の業務委託とは？雇用契約を結ばない在宅ワークスタイル
業務委託とは、依頼主から業務を依頼されるタイミングでその都度契約を交わしていく働き方です。
依頼主から仕事はもらいますが、会社に雇用されるわけではないので雇用契約を結ぶことはありません。
業務さえできればどこで仕事をしても構わないため、在宅ワーク希望の方にはぴったりです。
在宅業務委託の2つの契約システム
在宅業務委託で結ぶ契約システムには、以下の2種類があります。
契約システム①請負契約
明確な成果物を納品するような仕事を委託される場合は、「請負契約」を結ぶことが多いです。
請負契約では最初から報酬額や納期が決められており、契約通りに成果物を納品することで約束通りの報酬をもらうことができます。
契約システム②委任／準委任契約
自分が行う業務に対して報酬が発生するような業務委託を行う場合は、「委任／準委任契約」を結ぶことになるでしょう。
たとえばネイリストとしての業務を委託される場合は、業務に従事する期間を決めて契約が結ばれます。
成果物ではなく業務をした期間に対して報酬が支払われるという点で、請負契約とは異なっているのです。
会社勤務から在宅業務委託に転職するメリット
現在会社に勤めている方が在宅の業務委託に転職するメリットは以下の通りです。
自宅で仕事ができるから出勤不要
在宅業務委託なら家にいながら仕事ができるので、会社に出勤する必要がありません。
通勤時間が発生しないため、無理に早起きする必要がなくなります。
通勤がいらなくなったことで、賃料の高い東京から家賃の安い地方へと移住する方も多いです。
自分のペースでお金を稼げる
在宅ワークなら夜型の方は深夜帯に、朝方の方は早朝から仕事をはじめることができます。
子育ての合間や家事のスキマ時間に業務を行うこともできるので、自分のペースで仕事をしたいと考えている方には打ってつけです。
培ってきたスキルや資格を活かせる
在宅業務委託に転職すれば、職場では活かすことのできなかった資格やスキルを活かして好きな仕事ができるようになります。
会社勤務から在宅業務委託に転職するデメリット
会社勤めから在宅業務委託に仕事を変えると、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
成果を出さないとお金をもらえない
業務委託は時給制ではないので、実際に業務をして成果を出さないとお金がもらえません。
確定申告が面倒
業務委託は会社に勤めるわけではないので、年末調整を人任せにすることができません。
確定申告を自分で行わなければならないため、書類作成などが面倒だと感じてしまう方もいるでしょう。
仕事をずっと探し続けなければならない
業務委託契約を結ぶ相手は仕事のたびに異なるのが普通です。
在宅業務委託の仕事の種類と仕事の見つけ方
在宅業務委託の仕事と一口にいっても、その種類はかなり豊富です。
有名な業務委託の仕事としては、以下のようなものが挙げられます。
- データ入力
- テレアポ
- WEBデザイナー
- ライター
- プログラマー、エンジニア
- 美容師
- ネイリスト
- スタイリスト
- イラストレーター
- 家事代行、清掃代行
また、在宅業務委託の仕事を見つける方法が分からないという方も少なくないでしょう。
多くの方は以下のような方法で業務委託の仕事を探しています。
職場の人や友人に紹介してもらう
周囲の仕事仲間や知人など近しい人の中に業務委託の仕事をしている人がいるのなら、その人に仕事を紹介してもらうのも一つの手です。
ただし、業務委託を行っている者同士はライバル関係にもなり得るため、毎回良い仕事を紹介してもらえるとは限りません。
セルフ営業で仕事を獲得する
自分のスキルをまとめたポートフォリオなどを持参して、直接企業に営業をかける方もいます。
実際に会社に訪問しなくても、SNSのダイレクトメールなどを駆使してネット上で営業活動を行っている方も少なくありません。
コネがない場合はファーストコンタクトで一蹴されてしまう場合も多いため、失敗してもめげない強いメンタルが必要になるでしょう。
求人サイトに登録する
在宅ワークが主流となりつつある昨今では、アルバイトやパートの求人を紹介している一般的な求人サイトでも在宅業務委託の仕事を探すことができます。
求人サイトに登録すれば自分で企業に営業をかける必要がなくなるので、より楽に仕事を見つけられるようになるのです。
在宅業務委託では自分の頑張り一つで年収が変わってくる
在宅業務委託では、依頼主から依頼を受けるごとに契約を結ぶことになります。
仕事の自由度がアップする反面、仕事のペース配分や営業などを自己責任で行わなければならないという大変さもある働き方です。
ですが在宅業務委託なら、頑張り次第で会社勤め時よりも年収が高くなる可能性は十分にあります。
自分の力を試してみたいという方は、思い切って在宅業務委託の世界に足を踏み入れてみましょう。
